JR尼崎事故、脱線カーブで走行試験実施へ JR福知山線の脱線事故で、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は2日、事故車両と同型の207系車両を事故現場のカーブで走らせる走行試験を行う方針を固めた。 試験では事故当時のレールを敷設するほか、乗客分の重量も加えるなど発生時の状況を可能な限り再現。安全が確保できる範囲内で、制限時速の70キロを超える速度での走行も試みる。 事故調ではこの試験により、車体の振動や車輪にかかった重量などのデータを詳細に集め、片輪走行から転覆脱線にいたったメカニズムを解明する方針だ。 大幅な速度超過でカーブに進入した快速電車の右側車輪が浮き上がり、左側に傾き始めた過程について、事故調では、コンピューターによる模擬実験で検証する予定だが、その際に入力するデータを収集するためには、事故現場で実車を使用した試験が不可欠と判断した。 事故現場ではすでに、運転再開に向けてレールの敷設が終わっている。しかし走行試験では、事故当時の条件を再現するため、レールを事故発生当時のものに交換して行う。 車両は207系電車に、事故車両の台車のうち破損していないものを取り付けることも検討している。また乗客が700人以上乗っていた状況に近づけるため、実験車両には砂袋などを搭載して重量を調整することにしている。 そのうえで車両内やレールに各種測定器を設置し、車輪にかかった重量や、車輪とレールの接触具合、車体の振動などについてデータを集める方針だ。 (読売新聞) - 6月3日3時3分更新 なにか大規模な試験の予感。忠実に再現するのはいいですけど事故まで忠実に再現しそうで…。 でも90キロくらいが実験の限界でしょうね。それにしても運転する側も怖いだろうな…。 とさくろ、完全復旧は11月なんですね。まぁのりに行きませんけど。 |
1- 101- 201- 301- 401- 501- 601- 701- 801- 901- 1001- |